境まちの史跡と景観写真集の発刊にあたって
地域活性化組織「境いきいきアイ」 文化広報部会は、活動内容を検討する中でこの地区の課題として、昭和35年市街化制度導入以来人口減が続くとともに高齢化に拍車がかかり、商店街では後継者がなく各地に住宅空き家が出現し、超少子化で島村小学校は廃校になり、他の学校でも学級減が相次いでおります。また、特産物もなく誇れるものも見当たりません。
このような現状の中で、何か活性化に向ける起爆剤はないか、この町の良いところは何か、かつては文人墨客を輩出し文化の薫り高い町、買場通りは絹で賑わい、織間本陣界隈では近郷近在から人が集まり、六斎市が開催された活気に満ちた町ではなかったのか。
もう一度身の回りを見渡してみよう、良いところを見つけてみようということになり、町を東西に貫く旧日光例幣使道に沿って史跡・景観を辿ってみることにしました。